のどのつまり
あなたは、「のどのつまり」の原因について
どう考えておられますか?
「何か異物がひっかかっているのかもしれない。」
「ストレスが原因かなー」
「のどの筋肉がおかしくなったんだろうか?」
色んなことが考えられますよね。
当院でも、
「何が原因かよくわからないんです・・」
と、のどのつまりで悩まれる方が来院されます。
まずは、覚えておいてください。
のどのつまりを改善するのに、一番大切なのは、
『カウンセリング』だということを。
このページは、「のどのつまり」に関してのページです。
【こんな方は読み進めてください】
・のどがつまって息苦しい。
・のどの異物感があって食べ物が通らない。
・唾を飲みこみにくくて辛い。
・常につっかえる感じがして、とても不快。
・つまりのせいで、食事をするのがおっくうになる。
・ある場面になると、急にのどのつまりが酷くなる。
・食後になるとのどがつまる。
・のどがとにかく違和感があって何も集中できない。
・声も出しにくくて、しゃべれない。
のどが辛いと、
食べることも飲むことも
息をするのにも辛く感じるので、
本当に苦しいことと思います。
そして、
声が出にくくて、話するのも辛い場合も
ありますよね。
「喉元」=「ものの重要な部分」
と、辞書にも書いています。
カラダにとっても、言うまでもなく、
「特に重要」な部分です。
そんなところに症状が出ているわけですから、
苦しみや辛さも相当なものだと思います。
私も、臨床(日々の患者さんとのやり取り)で
感じることは、
「のどのつまり」は、他の症状以上に
辛さ・苦しみがあるので、
しっかり「症状」と向き合って、
「原因」をしっかり探り、対処する必要がある。
ということです。
ほとんどの症状は、ココロの状態やストレスに
関係すると言われています。
その中でも、特に、ストレスが過度にたまると
現れやすいのが「のど」です。
そして、「のど」に症状が出たということは、
かなりのストレス状態だということの現れです。
ですから、一歩ずつ焦ることなく、
のどのつまりの原因である「ストレス」に
向き合う心づもりが大切になります。
そして、
自分が思っている以上に、
「ストレス」が過度にたまっているんだ・・
という『自覚』が重要になります。
自分が気づいているより、はるかにたまっているんです。
そのことを念頭に置いて、一歩ずつ改善に向かって
進めていきましょう。
「のどのつまり」と言っても、人によってさまざまです。
喘息(ぜんそく)・感染症・甲状腺の病気・腫瘍
などが原因ということもあり得ますので、
まずは、病院で診察してもらいましょう。
診察の結果、特に異常がない場合は、
4つの状態のどれかだと考えられます。
① 頸椎(首の骨)の異常
・頸椎椎間板ヘルニア
首の骨の椎間板と呼ばれる
クッション部分(ゼリー状のようになっています)
が、後ろに飛び出てしまう症状です。
ヘルニアになると、炎症が起きて痛みや腫れが起き、
それが原因で「のどがつまる」という場合もあります。
そのほか、
・「むちうち」=首の骨の捻挫(ねんざ)
・「頚椎症」=首の骨の変形や靭帯が硬くなるような症状
などでも炎症が起きますので、
「のどがつまる」場合もあります。
② 呑気症
呑気症(どんきしょう)というのは、
20代から50代の女性に多く、
500万人近い人がお悩みの症状です。
多量の空気を飲み込んでしまう症状で、
胃に通常の3倍くらいの空気がたまり、
胃やお腹に違和感を感じたり、
げっぷやおならが頻繁に出てしまいます。
のどや食道にも空気が溜まる場合もありますので、
それが原因で、
「のどのつまり」を感じたりする場合もあります。
③ 逆流性食道炎
逆流性食道炎というのは、
胃の中にある「胃酸」が食道に逆流してしまい、
食道に炎症を起こす症状です。
そして、のどが痛くなったり、
つまったりする感覚になる場合もあります。
④ ヒステリー球(咽喉頭異常感症)
*梅核気咽喉頭神経症などとも言われたりします。
ヒステリー球とは、
実際には、のどに異常が見られないのに、
のどの違和感・異物感を感じる症状のことです。
何も異常がないのに、飴玉でも入っているのではないか?
と感じたりします。
病院で「異常がない」と言われた人で
一番多いのが、この「ヒステリー球」です。
①の頸椎の異常の場合は、
カラダの歪みや、無理な姿勢を強いられるのが原因です。
②呑気症
③逆流性食道炎
④ヒステリー球
の場合、
原因は、ずばり「自律神経の乱れ」です。
ここでは、②、③、④に絞ってお伝えいたします。
自律神経は、
交感神経と副交感神経、二つの神経があります。
交感神経=緊張
副交感神経=リラックス
私たちは、緊張とリラックスを上手く使いながら、
日々、生活をしております。
しかし、緊張やストレスばかり感じる生活を
送っていると、自律神経が乱れて、
交感神経=緊張
ばかり働きがちになります。
②吞気症の場合
人は緊張していると、無意識に
唾(つば)を飲み込んでしまいます。
つばと一緒に空気も入っていきます。
すると、胃に空気がたまり、
それが、のどにもたまって違和感、異物感を感じたりします。
③逆流性食道炎の場合
交感神経がずっと働いていると、
「胃酸」がずっと作られます。
すると、胃酸がたまってきて、逆流して、
のどにも炎症が起こることによって、
違和感、異物感を感じたりします。
④ヒステリー球
ずっと緊張していると、筋肉がずっと硬いままで、
首の筋肉も硬いままになります。
すると、食道が狭くなり、
締め付けられた感覚になります。
そして、
のどの異物感を覚えたり、つまった感じになります。
また、唾液(だえき)も出にくくなります。
唾液が少ないので、余計に
食べ物も飲み込みにくくなったりします。
ということで、シンプルにまとめると、
のどのつまり=自律神経の乱れによる過度の緊張
になります。
「じゃあ、自律神経の乱れを調整すればいいんですね。」
と思われることでしょう。
もちろん、それが基本です。
しかし、
もう一つ、とても大切なことがあります。
自分が思っている以上に、
「ストレス」が過度にたまっているんだ・・
という『自覚』が重要になります。
そうお伝えしました。
そうなんです。
自律神経の乱れを整える以上に、
大切なことは・・
自分でも気づいていない「ストレス」
を緩和するということです。
その「ストレス」が
何か分かっていても、分からなくても
大丈夫です。
ただ、少しでも、「気づく」ほうが
前に進みやすいのも事実です。
なので、
あなた自身も「気づいていない」
もしくは、何となく気づいているけど、
「気づかないように」している・・
そんなストレスを、
『カウンセリング』によって紐解いていきます。
それが、「のどのつまり」を改善する
一番重要な「カギ」なのです。
これが、冒頭で、
「のどのつまり」の改善に
一番重要なのは
実は「カウンセリング」です
と言った理由です。
というわけで、メンタルリンクでは
下記の通り進めていきます。
① 数回に分けて、「カウンセリング」を行います。
気づいている「ストレス」
気づいていない「ストレス」
気づかないようにしている「ストレス」
を一つづつ緩和していきます。
② 「自律神経」セラピーを行います。
自律神経をしっかり調整して、
過度な緊張をゆるめていきます。
③ ストレスをより緩和する「心理セラピー」をします。
カウンセリングで緩和したストレスを
さらに軽減するために、心理セラピーをいたします。
心理セラピーには、いくつかの方法がありますが、
例えば、指示通りイメージしていただいて
ストレスを軽減する「イメージセラピー」などを行います。
全ての症状は、カラダからの「メッセージ」です。
何かを変えてほしくて、
気づいていないことを気づいてほしくて、
カラダは、あなた自身に
「メッセージ」を送ります。
それが「症状」です。
そして、「のどのつまり」という症状は、
色んな症状の中でも
特に強い「メッセージ」になります。
食べること。
息をすること。
声を出すこと。
このような基本的なことを妨げてまで、
何かを伝えたいわけですから・・・
なので、
症状はお辛いことと思いますが、
焦らずに一歩ずつ進めることが
返って「近道」となります。
当然、症状に対してのストレスも大きいかと
思いますが、何とか乗り越えていきましょう。
お悩みの方は、一度、いつでもご相談ください。
いつでも、お待ちしております。
整体院きなり
磊 丈弘